この暑さの影響は… 2016年10月24日(月)
シュノーケリング, ナイトシュノーケリング, ファンダイビング
, 2016年サンゴの白化, ナイト, ハナヒゲウツボ, 午前, 夕方
天気 * はれ
気温 * 31℃
水温 * 28℃
再び黄色信号!?
晴れの日が続いているせいなのか、
海水温がまた少しずつ上がり始めて
29℃近くなっているエリアも。
また驚異の30℃!?
…なんてことにならないよう願っています。
今日も秋晴れというよりも、
夏のような青空の広がる一日でした。
太陽の熱の影響を受けやすい浅瀬では
この夏の海水温の上昇が続いたことで
サンゴが壊滅的な打撃を受けているエリアがあります。
リーフの上の水深4mほどにあるハナヤサイサンゴの仲間は
3割ほどは死んで藻が生えてしまっていますが、
他の部分は白化から回復して褐虫藻が戻ってきました。
こちらは回復途中のミドリイシの仲間。
少しずつ色が戻ってきています。
午前のシュノーケリング
カップルで朝のツアーにご参加くださったお客様。
今日は夕方に石垣島を発たれるそうで、
その前にもうひと泳ぎ♪
ご旅行中は何度もシュノーケリングツアーに
ご参加されたそうです。
締めくくりのシュノーケリング、
彼は素潜りのご経験もおありということで、
1本目は少し深めの水深の地形ポイントへ。
ウエイトベルトを腰に巻いて、
素潜りにも挑戦されました。
体にやや力が入ってしまっていたせいか、
「疲れた…(-_-)」とおっしゃっていた彼女。
リラックスして海に浮かぶ練習として
楽なフィンの使い方のコツをお伝えして、
2本目は水深の浅いポイントで泳ぎましょう♪
水色のデバスズメダイたちは朝食タイムでした。
エサのプランクトンを一生懸命追いかけていました。
手のひらサイズの小さなハタゴイソギンチャクに
カクレクマノミのファミリーが棲んでいます。
端っこの方を遠慮がちに泳いでいた
1cmほどの小さな赤ちゃんたちがかわいかったです(^^)
力を入れずに泳ぐコツを覚えていただいた効果もあってか、
長い時間泳いでも、2本目は疲れなかったそうです(^^)
これからもこの調子でおふたり海の世界を楽しんでくださいね。
ありがとうございました。
お気をつけて~(^^)/
夕方のファンダイビング
お友達同士で石垣島をご旅行中のお客様。
おひとりは1年ぶりのダイビング、
おひとりは講習を終えて間もないとそうです。
以前お越しいただいた時は
岩礁の地形ポイントへご案内させていただいたので、
今日は南国らしい真っ白な砂地のポイントへ行ってみましょう。
まずは、グルクンの子どもたちが賑やかに出迎えてくれました。
最近、新たに子どもたちが加わって
ますます群れの規模が大きくなったヨスジフエダイ。
岩山の上を泳ぐ魚たちの群れを眺めていると、
いつの間にか周りを
ツユベラ、ミスジキュウセン、キスジキュウセン、
シチセンムスメベラなどのベラたちに囲まれていました。
上を泳ぐスカシテンジクダイたちを狙って、
ユカタハタが岩山の亀裂から顔をのぞかせています。
物凄い早さで何度も群れにアタックしていました…が、
小魚たちの方が一枚上手のようで、
なかなか捕まえるのは難しそうでした(^^;)
巣穴から顔を出しているハナヒゲウツボも
スカシテンジクダイが近くを通るたびに
捕まえようと試みていましたが…(^^;)
今日もいいお天気なので、
真っ白なスクリーンのような海底の砂地に
水面に乱反射した太陽の光が映っています。
幻想的な景色が見られました。
ありがとうございました!
ナイトシュノーケリング
お友達同士でご参加くださったお客様。
昼間の海でのシュノーケリングはご経験がおありで、
夜の海で泳ぐのは今日が初めてということです。
夕日が水平線に沈み、薄暗くなり始めたら、
さっそく夜の海へと泳ぎ出しましょう。
水中ライトの光に誘われてやってきた
モエビの仲間が手の平で休憩していきました。
波に揺られながらユラユラ眠るノコギリダイ。
ゆりかごのような揺れが気持ちいいのか、
こちらの気配にも気付かず熟睡していました(^^)
寝心地の良さそうなアマモの草原で
フエダイの仲間がぐっすり眠っています。
夜になると姿を現すいつものメンバーが登場です。
魚が寝静まった夜はエビやカニ、カイ、ヤドカリなど、
昼間おとなしくしていた生き物たちが活動を始めます。
たくさんのイソギンチャクを背負っている
ユニークなソメンヤドカリがやって来ました。
今夜は月の出ていない真っ暗な夜。
石西礁湖を横切る雄大な天の川を見られました。
天の川を挟んで並ぶ夏の大三角形も
どの星がどの星座なのか分からなくなるくらい
満天の星が瞬いていました。
海の中ではたくさんの夜光虫たちが緑の光を放ち、
夜空の星に負けないくらい幻想的な景色を見せてくれました。
ありがとうございました。