夏日が続いています 2016年10月23日(日)
, 2016年サンゴの白化, ナイト, 午前, 夕方
天気 * はれ
気温 * 31℃
水温 * 28℃
日焼けに要注意です
南の島の石垣島と言えども、
例年この時季には
少しずつ陽射しが和らぐはずですが、
まだまだ夏のような陽射しです。
街中で真っ赤に日焼けした
観光の方をたまに見かけます。
28℃台で安定していた海水温が
また29℃に近づいています。
一時は27℃まで下がって
ヒンヤリ冷たかったのですが、
なんだかまたじんわり温かく…。
また上昇してしまわないか心配です。
回復しようと頑張っているサンゴたち。
細い小枝のようでか弱く見えるサンゴも
白化から見事に復活していました。
やはり、小さなサンゴの方が回復が早いようです。
白く弱々しくなっていたツツウミヅタも
元の色に戻り始めています。
大きなサンゴたちの回復はまだ遅れています。
手遅れになる前に…頑張ってほしいです。
午前のライセンス講習
本日はスキューバダイバーライセンス講習!
カップルでご受講いただいたお客様は、
以前に一度ダイビングを体験されたことがあり
「深いところまで潜ってみたい…!」と思ったそうです。
無事にライセンスを取得されると
通常の体験コースより深い水深まで潜れるようになります。
安全にダイビングを楽しめるように、頑張りましょう♪
ウェットスーツ、フィン、マスク、シュノーケルを装備し、
まずはシュノーケリングでウォームアップです。
力を抜いてリラックスして海で過ごす方法や、
フィンの使い方、達泳ぎのやり方などを練習します。
水面で楽に泳ぐことができるようになったら、
マスククリア、耳抜き、レギュレターリカバリーなど
基本スキルをマスターし、いよいよ海底を目指します。
普段の陸上の生活との大きな違いは、水の抵抗です。
空気の抵抗で動きにくい…と感じることはありませんが、
水中では水の抵抗を受けるので
上手くコツを掴まないとすぐに疲れてしまいます。
スローモーションのイメージでゆっくり動きましょう。
海の景色を楽しみながら、スキルの練習も。
レギュレターが口から外れてしまった場合に備えて、
『レギュレターリカバリー』もバッチリでした。
おふたりとも落ちつて対処されていました。
受講者の方のほとんどが苦手とされる
項目のひとつが『マスククリア』です。
マスクの中に海水が浸入した場合を想定して、
わざと海水を入れてから外に排出する練習をします。
マスクに隙間を作って海水を入れるのですが、
海水が浸入してきた瞬間はドキドキしますね。
呼吸が安定してくると、
『中性浮力』で海底からふわりと浮かんで泳げるようになります。
空気の出し入れができるジャケット『BCD』の中の
空気の量を調節する方法も練習します。
1日という短い時間の講習ですが、
たくさんのスキルをマスターされました。
石垣島の海の景色や魚たちとの出会いの中で、
マスク越しにも分かるくらい楽しそうな表情をされていました。
…マスククリアの練習の時以外は(^^;)
講習では順調に各項目をクリアされましたが、
まだ1週間以上ご滞在されるということなので
きちんとマスターするためにも
持ち越した課題と総復習のため、
明後日もう一度潜っていただくことに。
あと一息、頑張りましょう!
今日はありがとうございました、お疲れ様でした(^^)
夕方&ナイトダイビング
お友達同士でご参加くださったお客様。
今日は夕方のツアーに続いて、
ナイトツアーにもご参加いただくご予定です。
日没時間を考慮して、やや遅めのスタートです。
前回のダイビングから少し間が空いているとのこと。
「海底でジっとしていられず、いつもバタバタしてしまう…」
「浅瀬に来ると急に浮いてしまう…」などが気になるそうで、
いくつかアドバイスをさせていただきました。
できるだけ不安は取り去ってからスタートです♪
ご持参された水中カメラで写真撮影も。
撮影に集中されてバランスが崩れてしまい、
息が上がってご心配されていたバタバタ状態に…!
一旦カメラのことは忘れていただくと、
呼吸が落ち着いて体勢も少し安定されてきました。
イセエビたちが棲むエビ穴の洞窟へ。
ニョキッと飛び出したヒゲを探します。
ダイバーひとりがやっと入ることができるほどの
狭い洞窟の中にたくさんのイセエビが棲んでいます。
落ち着いて動く感覚をつかまれたので、
水中写真も解禁です♪
いいショットを撮影できたでしょうか(^^)
今日は浅瀬に来ても浮いてしまうことなく、
いくつもの洞窟を制覇されていました!
ポイントを移動して、次はナイトダイビングです。
夕方のダイビングでウォームアップできていたので、
最初は「不安…(-_-)」とおっしゃっていた夜の海でも
スムースに潜降されていました。
暗闇を水中ライトで照らしながら進むと、
センジュイソギンチャクを発見しました。
中では、小さなカクレクマノミたちが
触手のブランケットに包まってぐっすり(-_-)zzz
仲良く寄り添って眠るヒメジの子どもたち。
こんなところで一見無防備にも思えますが、
海底の砂と同化して天敵からは見えにくいのでしょう。
岩の亀裂にすっぽり収まって
気持ちよさそうに眠るブダイたちの姿も。
水中ライトの光で半分目を覚ましてしまったのか、
岩陰からトゲチョウチョウウオの子どもが
フラフラ~っと寝ぼけながら姿を現しました。
寝ぼけてまん丸に膨らんだコクテンフグ。
ぽにょぽにょした自分のお腹をベッド代わりに
気持ちよさそうに眠っていました。
夜の海でも浮かんでしまうこともなく、
おふたりとも安定して泳いでいらっしゃいました。
スタート時には曇っていましたが、いつの間にか晴れ、
夜空には満点の星が輝いていました。
水中では排気の泡がはじけるのに合わせて
夜光虫が緑色の光を放ち、
暗闇をイルミネーションのように彩っていました。
2ツアー続けて、ありがとうございました。