遠くの台風の影響? 2016年10月14日(金)
, 2016年サンゴの白化, ウミガメ, ハナヒゲウツボ, 午前, 夕方
天気 * はれ
気温 * 30℃
水温 * 28℃
今日も風の強い一日でした
フィリピンの近くにできた
北上中の台風21号の影響なのか、
昨日から少し風が強くなってきています。
北西に進路を取るようなので
石垣島には直接の影響はなさそうです。
雨もよく降りました。
まずは、今日のサンゴ観察記録からです。
少し深めの水深にある白化したクサビライシ。
ある程度の水深では水温の上下が少なく、
早い時期に高水温から解放されたはずなのですが、
まだまだ褐虫藻が戻り切らないサンゴも多いです。
無事回復してくれることを願います。
ずっと観察を続けていると、
やはり手のひらサイズのミドリイシは
他と比べても回復が早いようです。
こちらも半分回復しています。
次世代のサンゴたちが
また新しいサンゴ礁を作ってくれるよう、
大事に守っていかなければなりません。
午前のファンダイビング
ご夫婦でご参加いただいたお客様と、朝の海へ♪
以前にも石垣島で潜られたことがおありだそうです。
その時は何度もマンタポイントに行ったそうで、
マンタはもうお腹いっぱい(^^;)
今日のリクエストは「マンタ以外で…」とのことです。
1年ぶりのダイビングということなので、
1本目はアップダウンの少ないやさしいポイントへ。
ウミガメたちお気に入りの休憩スポットからスタートです。
岩の亀裂のに挟まって、
アオウミガメがまったり休んでいました。
今日は、初めて会うまだ小さな子供も見つけました。
夏のピーク時よりも数が多くなったアカネハナゴイですが、
小さな赤ちゃんたちが新たに加わってとっても賑やかです。
このポイントの名物はアオヤガラの群れ。
普段は単独で生活していることが多く、
ここまでの群れは他では見たことがありません。
久しぶりにサカサクラゲを見つけました。
夏のはじめ頃に一番多くなり、至る所で見かけましたが、
秋口になるとまた沖の方へ帰ってしまうようです。
山の紅葉などがなく
季節の移り変わりを感じにくい石垣島ですが、
海の中の景色で秋の訪れを感じることがあります。
なぜか、今日はたくさんのハナビラウツボが
穴から顔を出しているのを見掛けました。
岩山の王者の覇権争いか、
ユカタハタとハナミノカサゴが
小競り合いを繰り返していました。
最近、コブシメをよく見かけるようになりました。
普段は沖の深い水深で暮らしているのですが、
毎年、冬前から産卵のために浅瀬に集まってきます。
ちょっとフライング気味ですが、
気の早いコたちがやって来たのでしょうか(^^;)
アカククリ、ホウセキキントキ、
ハタタテダイ、オニハタタテダイ…。
他の魚の体に付いたゴミなどを取ってきれいに掃除してくれる
クリーナーのホンソメワケベラたちの近くには、
順番待ちの魚たちがいつも行儀よく並んでいます。
今日は奥さんが予期せぬ急浮上をされるという
プチハプニングの場面もありました(^^;)
今日の注意点を踏まえ、明日も安全に潜りましょう♪
ありがとうございました!
明日もよろしくお願いいたします。
夕方のダイビング体験
昨日から2日間、ご参加いただいているお客様。
ライセンスはお持ちではありませんが、
ダイビングは数えきれないほど体験されているので、
ライセンスドダイバーに負けないくらいお上手です!
「小魚の群れがみたい」というリクエストをいただき、
ガラスのように体が透けて見えるスカシテンジクダイたちの元へ。
ウツボというと、一般的には強面のイメージですが、
こちらは華奢で可憐なハナヒゲウツボです。
警戒心が強く、すぐに巣穴に引っ込んでしまうチンアナゴ。
驚かさないように、少しずつゆ~っくりと…
こちらの存在に慣らして近付いて行くのが観察のコツです。
これまでは大きな魚やダイナミックな景色を
ご覧になるダイビングがお好きだったそうですが、
今年、お子さんが誕生されたそうで、
「小さな魚たちもかわいいな」と
ちょっと好みが変わってきたそうです(^^)
明日は帰ってすぐにお仕事だそうです。
頑張ってくださいね。
ありがとうございました。