一瞬、激しいスコールが! 2016年10月10日(月)
ダイビング体験, ナイトシュノーケリング, ファンダイビング
, 2016年サンゴの白化, ナイト, 午前, 午後
天気 * くもり
気温 * 30℃
水温 * 27℃
激しい雨が降りました
最近、夜にまとまった雨が降っているようです。
このところ、朝、港に着いたら、
まず船の屋根のテントから
雨水を落とすのが日課になっています。
ここ数日の大きなウネリを作っていた原因と思われる
台湾方面にあった台風19号が勢力を弱め、
熱帯低気圧に格下げになったようです。
夜になると随分ウネリが弱まってきました。
27℃と安定してきた海水温ですが、
白化してしまったサンゴたちが回復するには
もう少し時間が掛かるようです。
もちろん、回復してきたサンゴたちも!
ミドリイシの仲間たちも色を取り戻しました。
そんな復活中のサンゴの側では、
既に死んで藻に覆われてしまったサンゴの姿も…。
このタイプのサンゴは、スズメダイの子どもたちの
棲み家になることが多いのですが、
死んでしまったサンゴでも
その役目を果たすことができるのでしょうか?
もしダメなら、スズメダイの数が
減ってしまうこともあるのかもしれません。
午前のダイビング体験
初めてスキューバダイビングに挑戦されるお客様。
声を使うお仕事をされているそうで、
ご旅行までの間に酷使してのどがかれてしまい、
ほとんど声が出ないそうです。
水中で咳込むことをご心配されていたので、
もしも咳が出そうになっても我慢しなくて済むように
レギュレターを押さえて咳をする練習をしました。
船上での練習では少し苦戦されていた耳抜きも、
コツを掴んで本番の潜降時はとてもスムースでした(^^)
最近仲良くなった?ハマフエフキが、
いつものように今日もやって来ました。
しばらく後を泳いでついてきますが、
行動範囲が決まっているようで
しばらくすると元の場所へ戻って行きました。
こちらも人なつっこいアカテンモチノウオ。
どこからともなくやってきたかと思うと、
ひとしきりダイバーを観察すると
またどこかへいなくなってしまいます(^^;)
台風19号の余波か、
今日もウネリが大きくて揺られて少し大変でしたが、
海中のイソギンチャクもユラユラ~。
中に棲んでいるカクレクマノミたちも
はじき出されないように一生懸命泳いでいました。
イソギンチャクのように触手を伸ばすハナガササンゴ。
その上で、魚たちがじっとしているなぁと思って近づくと、
触手の中にはたくさんのエビたちが隠れていました。
このニセアカホシカクレエビというエビは、
魚たちの体を掃除してあげるクリーナーシュリンプです。
体がガラスのように透明で、周りと見分けがつきません(^^;)
ご心配されていた咳が出ることもなく、
無事に45分間の海中体験が終了しました。
このところ雨模様で湿度が高そうなので、
喉にはいいかもしれません。
お大事にされてくださいね。
ありがとうございました!
午後のファンダイビング
これまでにも何度もお越しいただいているお客様。
前回はご主人とご一緒に、
今回はおひとりでお越しくださいました。
8月にも潜られたばかりだそうで、
ウォームアップの必要はなさそうです(^^)
小さな魚だけが集まるサンゴの保育園。
ナンヨウハギの子どもが1匹だけ、
フタスジリュウキュウスズメダイたちに混じって
元気に泳いでいます。
オスとメスが寄り添って、
岩肌に産卵していたミツボシクロスズメダイのペア。
船に上がった後でお客様からのご質問、
「遮るもののないむき出しの岩肌に産んで卵たちは安全なの?」
確かにちょっと心配になってしまうくらい無防備な場所ですが(^^;)
この後は、オスが付きっきりで卵を守ります。
5cmにも満たない小さなキンメモドキですが、
群れになって大移動をする時には
ドドドドォーと音が聞こえてくるくらい迫力があります。
指先を掃除してくれるクリーナーシュリンプたち。
いつもは魚たちの体を掃除していますが
たまに訪れるダイバーの指先もキレイにしてくれます。
岩の上に乗ってのんびり過ごしたり…
ヒレを広げて小魚を狙って狩りをしたり…
思い思いに過ごすハナミノカサゴたちです。
こちらは狩りの最中の2匹のハダカハオコゼ。
周りを泳ぐ小魚が目の前に近付いて来るのを
海藻のフリをしながら待ち構えています。
擬態が上手なコウイカの仲間が
岩肌そっくりに体の色を変えて隠れていました。
近付いて観察しましたが、
まだ見つかっていないと思っているのか
逃げようとしませんでした。
ホンソメワケベラに体を掃除してもらっているアカククリ。
エラの隙間から口の中まできれいにしてもらって、
気持ちよさそうにしばらくクリーニングされていました。
大きなエンマゴチを見つけました。
ペッタンコの体と岩肌そっくりの体の模様で、
気が付かずに通り過ぎてしまうこともあります。
こちらのイソギンチャクの本来の住人であるクマノミと、
居候のミツボシクロスズメダイたち。
クマノミは居候たちがイソギンチャクの中心部に入ってこない様
一生懸命追い払っていました。
「マンタに会いたい!」とリクエストいただいているのですが、
今日はウネリが大きくてポイントへ行くことができませんでした。
明日こそは、海況が回復してくれることに期待しましょう!
ありがとうございました。
ナイトシュノーケリング
昨日、ご参加いただくご予定だったお客様。
ところが昨夜の海のコンディションがあまりに悪く、
ご相談の上、改めて本日ご参加いただくことになりました。
小さなミミイカの仲間が
手のひらの上で休憩してきました(^^)
夜になると行動を始める、夜行性の生き物です。
イソギンチャクのブランケットに包まって
気持ちよさそうに眠るカクレクマノミたち。
体のサイズに合わせて上手に寝床を選ぶブダイ。
こちらの気配にはまったく気付かないのか、
微動だにせず熟睡しいていました(-_-)zzz
午前中、このエリアの透明度がよくなく、
ウネリもかなり大きかったので、
今夜もできるかどうか微妙なところでした…。
ツアー中止のご相談もさせていただいていましたが、
「せっかくなので」とご参加いただいて正解でした!
ウネリも透明度も劇的に回復して一安心でした(^^)
ありがとうございました。