コブシメたちの産卵もそろそろ終わりです 2013年5月27日(月)
, 午前
天気 * はれ
気温 * 28℃
水温 * 28℃
蒸し暑い1日になりました(^_^;)
梅雨とは思えないような、青空の日が続いている石垣島です。
例年だと6月のはじめ頃に梅雨明けして初夏を迎えるのですが、
ここまで雨が少ないと夏の水不足が心配されます。
梅雨が明ける前に、あと何度か雨がほしいところです。
午前のファンダイビング
昨日に引き続きファンダイビングにお越しいただいたのは、
カップルで初の石垣島ダイビングにいらしているお二人です。
昨日はナイトダイビングもして帰りが少し遅くなり、
ちょっぴりお疲れが残っているようですが(^-^;)
今日も新しい景色との出会いを楽しみに、出港しましょう♪
まず向かったのは、コブシメたちが繁殖行動が見られるポイントです。
春の風物詩ですが、今年もそろそろ終わりを迎える時期です。
今日は何匹のコブシメに会えるかな~?と期待を胸に、
さっそく産卵場所へと向かいます。
すると、早起きのコブシメたちはもう繁殖行動のまっ最中でした。
あっちを向いてもこっちを見ても、
そこかしこで赤い体のメスと白い体のオスが寄り添い、
サンゴの隙間に腕を差し入れて卵を産み付けていました。
普段はとても警戒心が強いコブシメたちですが、
春から初夏にかけてのこの繁殖シーズンだけは違います。
一生懸命パートナーを探すのに一生懸命で、他のことには目もくれず。
すぐ近くにダイバーがいたって、この時ばかりはお構いなしです。
パートナーを見つけそこなったオスが、
ペアを組んだ2匹の間に割って入ろうとして喧嘩が始まったり
お目当てのメスに精子のカプセルを渡そうと
必死に追いかけていたり
今年もいろんなドラマが繰り広げられています。
観察していると、あっという間に時間が経ってしまいます。
コブシメたちの産卵場所を囲むサンゴ礁にも、初夏の気配。
オレンジ色のアカネハナゴイたちがハーレムを作って暮らしているサンゴには、
この春、新しく仲間入りしたばかりの小さなメスもたくさん泳いでいました。
縁日の金魚すくいの金魚のように、ちっちゃくてかわいいです。
ついこの間まで少しさみしかったここのハーレムも、
一気に賑やか、華やかになりました(^-^)
ポイントを移動して、次はリクエストいただいていたマンタです。
ポイントに着いて船を止めようとしていると、
早々に1匹のマンタが下を通り過ぎて行きました。
船の上から見てもわかるその大きさに、期待が高まりますo(^-^)o
クリーナーフィッシュの小魚たちに体の掃除をしてもらおうと、
マンタたちの集まる大きな岩山へ行くと
早々にマンタがやってきてくれました(^-^)
行ったり来たり、しばらく岩山の上をゆっくりと旋回します。
岩山から離れると、小魚たちに掃除してもらえなくなってしまうためです。
あちらからこちらから
今日は全部で3匹のマンタに会うことができました。
石垣島ダイビング旅行を締めくくるラストダイブは、地形ポイントです。
太古の海底の隆起でできた、陸地から続く断崖絶壁の風景が
海底の中までずっと続いています。
ダイバーひとりがやっと通り抜けるられるような穴を抜けると、
その先は大きな海底洞窟につながっています…!
いくつも入り組んだ海底の通路は、
まるで不思議な迷路のように入り組んでいます。
梅雨のシーズンにもかかわらず、
2日間ともいいお天気で無事にいろんな景色が見られました(^-^)