仲良しNo.1は!?
ダイビング体験・ファンダイビング・ナイトダイビング
2011年8月12日(fri)
晴れマークが続いていた石垣島の天気予報も
今日からしばらくは曇りに変わるようです。
海で遊ぶにはやっぱり青空の下がいいですが
久しぶりに暑過ぎずに快適に過ごせる日でした。
お客様は石垣島で結婚式を挙げられたばかりの新婚さん(^_^)
「せっかく石垣島に来たのだからスキューバダイビングは必ずしてみたい」と
滞在中の計画に組み込まれたのだそうです。
ご主人は初めてのダイビングでしたが、リラックスされていて余裕です♪
奥さんは数年前に一度ダイビングにお越しいただいたことがあります。
あの時の記憶は残っているでしょうか(^_^)?
ご持参のカメラを持ってさっそく潜降を開始すると、
おふたりともスムースに海底まで到着することができました。
朝の澄んだ海の中、サンゴの上をスイスイと泳ぐ魚たちは
まるで海の中ではなく空を飛んでいるかのように見えます。

サンゴの山の麓に棲む“カクレクマノミ”の夫婦の元へ。
このコたちもおふたりに負けないくらい、いつも一緒で仲良しです(^_^)

クラゲというと、「毒があって刺されそうで怖い」というイメージがありますが、
このコはそんなイメージとは違ってかわいいクラゲです。
“サカサクラゲ”という名前が付けられています。
最初は傘を上に、足を下にして一般的なクラゲと同じ向きで泳いでいますが、
頭が大きくて重いので、だんだん逆さまになって底に沈んでいくからです。

海の中には夫婦で暮らす生き物たちが意外と多く、
“シチセンムスメベラ”もそんな魚の一種です。
今日も仲良く2匹でやって来てくれました(^_^)

ご結婚おめでとうございます。
また石垣島のお魚夫婦たちにも会いにきてくださいね(^_^)
お昼になっても雲は晴れず、どんよりしています。
ご家族4名様でダイビング体験にご参加いただく予定でしたが、
お母さんはどうしても怖いということで今日は船の上でお留守番です。
シュノーケリングで少しだけ、海の中を覗いていただきました。
お父さんとお子さんたちは無事海底まで着くことができました。
少し離れたサンゴの山まで泳いでいくと、
ここに棲んでいる“ハマクマノミ“たちに会えます。

次のサンゴ山には“カクレクマノミ”たちが棲んでいます。
その“カクレクマノミ”たちの家である“ハタゴイソギンチャク”は
引っ越し好きが好きでここに来てから何度となくくっつく場所を変えています。
いろいろと試した結果、どうやら一番下のここに落ち着いたようです。
忙しない引っ越し連続の日々からやっと落ち着いたのですが、
ダイバーが通るたびに砂が掛って“カクレクマノミ”は少し迷惑そうです・・・(^_^;)

そんな“カクレクマノミ”と“ハタゴイソギンチャク”にも
この夏、ちっちゃな仲間が一匹増えました。
流れ付いてきた、体長1cmにも満たない“カクレクマノミ”の赤ちゃん、
早くもこのサンゴの山の新しいアイドルになりそうなかわいらしさです。
大人たちが動くたびヒレに蹴飛ばされながらも頑張って泳いでいます(^_^)
一度見失うと、もう一度見つけるのが大変なほど小さいです。

午後からはファンダイビングへ出掛けます。
4日間のご予定でダイビングにお越しいただいているお客様の第2日目です。
小さな生き物たちを観察するフィッシュウォッチングがお好きなので、
今日は砂地の上に点在するサンゴに棲む魚たちに会いに行きました。
“ハタタテダイ”の子どもをいろんなところで目にするようになってきました。
大きくなると体の長さの倍ほどに長く立派に伸びる背ビレも
小さな子どものうちまだまだは短いものしか持っていません
早く大きくなって一日も早く長い背びれを手に入れるため
今はプランクトンをパクパクと一生懸命食べています。

そのすぐそばでは“シロブチハタ”が泳いでいました。
口元からはついさっき食べたばかりの小魚のシッポがはみ出しています。
いくらエサになる小魚がたくさんいるからって、ちょっと食べ過ぎ(^_^;)!?
はち切れそうなくらいおっきく膨らんだおなかを持て余して
動きにくそうにゆっくりヨタヨタと泳いでいました。

“オキゴンベ”は隣りのサンゴに住んでいたはずですが、
“シロブチハタ”と同じこちらの岩に引っ越して来たようです。
大食漢の“シロブチハタ”に食べられてしまわないように気を付けてね。

サンゴの枝の間に棲む魚たちを探していると
砂地の中からムクムクっと“ヒメオニオコゼ”が這い出してきました。
砂の中から目とエラ穴だけを出した見事な擬態をしていたので、
そこに隠れていることには気が付かなかったのですが、
本人は擬態がばれて見つかってしまったと思ったようで
別の場所に移動するために動き出したようです。
イカツイ容姿のわりに、ちょっと気が小さいオコゼの仲間です。

砂地の上に流れ着いた枯れた海草と見間違うような“ヘコアユ”の赤ちゃん。
姿形の見た目だけでなく、動きまで海草にそっくりなので、
注意して見ていないと気付かずに通り過ぎてしまいそうです。
これなら小魚をエサにする大きな魚たちも、
「な〜んだ、海草か」と横を素通りして行くことでしょう。

ちっちゃなサイコロがテーブルの上をコロコロと転がるように、
岩の上の藻をツンツンつつきながら泳いでいる“ミナミハコフグ”の赤ちゃん。
赤ちゃんらしく?口の周りにたくさん食べカスを付けて、白くなっていました(^_^;)

巣穴から顔をのぞかせる“モンハナシャコ”を見に近付くと
おどろいてまた穴の中に引っ込んでしまいます。
ですが、やっぱりダイバーのことが気になるようで、
穴から少しだけ顔と目を外に出してこちらの様子をうかがっています。
好奇心旺盛に、まん丸い目をクルクルとよく動かしていました。

“ノコギリハギ”の赤ちゃんにも会えました。
程良い距離を保ちながら、たまに上目使いにこちらを見ています。
なんにもしないから、逃げて行かなくてもいいよ〜(^_^)
静かに見ていると、少し安心してくれたようです。

昼間のダイビングは今日はここで終了、
そのままナイトダイビングのためポイントを移動します。
ポイントに着くと辺りはいつの間にか暗くなっていました。
お客さまにとっては今回が2回目の夜の海です。
ちょっぴり緊張の中、ナイトダイビングもスタートです!
まず、サンゴの枝の隙間で横になって眠る“ブダイ”を見つけました。
近付いてよく見ると、周りにゼリーのような膜を張ってその中で眠っています。
“ブダイ”の中には、自ら粘液の寝袋を作って眠る種類がいます。
この膜は使い捨てなので、一晩使ったらポイ!
昼間の海に落っこちていることもよくあります。
毎晩寝る前に作るなんて、寝るのも一苦労ですね。

夜になって触手を縮めたイソギンチャクに包まって眠る“クマノミ”たち。
フワフワのイソギンチャクから顔だけ出して、
とっても気持ちよさそうに安心して眠っていますzzzzzz

“デバスズメダイ”の赤ちゃんたちは寝相が悪いのか、
テーブルサンゴから落っこちて砂地の上で眠っているコがいました。

昼間は鮮やかな黄色い体が目立つ“ヒフキアイゴ”ですが、夜は地味な色に。
眠っている間に外敵の目に触れないようにするためでしょうか、
パジャマに着替えるように岩の色に近い目立たない色に変えます。

“アカテンモチノウオ”は特に警戒心が強く、
岩とほとんど見分けがつかないくらいまで周りの景色に溶け込んでいました。
岩の曲線に合わせて、体までクネッと折り曲げる念の入れようです。

昼間もペアで行動することが多い“ヒメアイゴ”たちは
寝る時まで2匹一緒で仲良しです(^_^)

昼間と違う、魚たちの夜の顔を見ることができました。
明日のダイビングに備えて、今夜はゆっくり眠ってくださいね(^_^)


