サンゴって?
植物や岩のように見えますが、サンゴは自分でエサをとって生きている“動物”。 海中のプランクトンなどを食べる“肉食動物”です。 イソギンチャクやクラゲの仲間で、『刺胞動物(腔腸動物)』という種類だそうです。
サンゴは「サンゴ」とも「サンゴ礁」とも呼ばれますが、この2つはちょっと違います。
「サンゴ」は、一匹一匹ずつの動物であるサンゴそのものや群体の一つ一つのこと、
「サンゴ礁」は、石灰質の骨格を積み重ねて集まってできた地形のことを指します。
ピンク・黄色・ブルー・紫・・・
サンゴはいろいろな色に見えますが、これはサンゴ本体の色ではありません。
サンゴに棲んでいる『褐虫藻(かっちゅうそう)』という小さな藻の持つ色です。
サンゴはこの『褐虫藻』が光合成をすることよって栄養源を得ていると考えられています。
近年大問題になっている「サンゴの白化」とは、高水温・低水温・紫外線などがサンゴのストレスとなって
『褐虫藻』を失い、白くなってしまう現象のことです。
サンゴの周りには、いつもたくさんの海の生き物たちがいます
サンゴはみんなが生きていくのに、なくてはならない存在です。
その反対に、サンゴも他の生き物たちに助けられて生きています。
“デバスズメダイ”などの小さな魚たちが出入りすることで、サンゴの中に新鮮な空気が運び込まれ、
ゴミなどを外に流れ出させる役割を果たしていると言われています。
サンゴが作り出す粘液を食べ枝を棲み家にする“サンゴカニ”は、サンゴの大敵“オニヒトデ”を撃退してくれると考えられています。
サンゴに棲んだりサンゴを食べたりしている生き物が、反対にサンゴの生育を助けたり、 海の底ではサンゴを中心としてたくさんの生き物が共存しています。
サンゴが動物であるというもうひとつの分かりやすい理由は、
卵を産んでその子孫を増やしているということです。
通常、サンゴはひとつの個体がどんどん分裂することによって大きな群体を作ってきますが、
卵を産み、その卵が潮の流れに乗って遠くまで届けられることで、広い範囲にも新しい個体を増やています。
サンゴの産卵といえば、有名なのが“ミドリイシ”サンゴの一斉産卵。
石垣島でも、5月6月のたった数夜だけ、小さな小さな何千個何万個もの命が放たれる
神秘的な光景を見られます。
(ここでは、石垣島でもたくさん見られる“群礁サンゴ”について主に書いています)
サンゴを傷つけないダイビング・シュノーケリング
サンゴはとってもデリケートな生き物です。
温暖化などの大きな原因はもちろんですが、
ちょっと強くぶつかっただけで壊れてしまうことがあります。
一度壊れたサンゴは、なかなか元に戻れないことも。
《ツアーにご参加いただくお客様へのお願い》
カモメ潜水では、ビーチの足がつく浅瀬から海に入るダイビングやシュノーケリングのコースがあります。
体を浮かせられる水深のあるところに着くまでに、小さなサンゴが生息している場所のそばを通らなければいけないことがあります。
その際、インストラクターが歩いたサンゴのない決められたルートを歩いていただいたり、
またお客様ご自身も足元にサンゴがないかよく確認していただくなど、お気をつけください。
シュノーケリング
特に浅瀬だと、簡単にサンゴにぶつかってしまう危険性があります。
できるだけ立ち泳ぎをしないことと、特に必要がない場合は立ち上がらないようにしてください。
立ちたい(水面に顔を出したい)場合は、サンゴの切れ目がほんの数十センチ進んだらあるはずですので、
近くにぶつかりそうなサンゴがない場所に足をついてください。
ただ、あまり難しく考えなくても、体の力を抜きリラックスして海面に浮かんで目の前の景色を眺めていれば、
足も自然と浮いてサンゴにはぶつからないのでご安心ください。
ダイビング
海の中でうねりや潮の流れがあるので、何かにつかまって体を固定したくなります。
その時、サンゴではなく岩につかまったり、海底の砂地でバランスを安定させるなどして、
サンゴにはつかまらないようにお気を付けください。
また、シュノーケリング同様、立ち泳ぎになってサンゴに足ヒレをぶつけてしまわないようにお気を付けください。
いままでカモメ潜水のお客様ではおひとりもいらっしゃいませんが、サンゴに腰かけたりカメラなどを置いたりしないようにしましょう。
お客様がサンゴを避けてスムーズにお楽しみいただけますよう、
できるだけ気をつけてガイドをさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。
あまり気にしすぎず、サンゴに近づいた時にちょっと思い出していただくだけでだいぶ違うはずです